マヤは夢見心地でベッドに横たわり、隣にいる義理の兄、クリードを見つめた。母の再婚によってフォーチュン家で暮らすようになって以来、マヤはずっとクリードに想いを寄せてきた。彼にはいつも冷たく当たられてきたので、叶わぬ恋と諦めていたけれど、まさかこんなふうに愛し合える日が来るなんて…。だが、幸せは長くは続かなかった。クリードは唐突に起き上がって服を着だすと、冷ややかな視線をマヤに向け、信じられない言葉を投げつけた。

忘れるための一夜
著者/訳者名 ハイディ・ベッツ/作 仙波有理/訳
出版社名 ハーレクイン (ISBN:978-4-596-51229-1)
発行年月 2008年06月
サイズ 156P 17cm
価格 700円(税込)
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